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土台を作る
化石の下側に粘土で土台を作ります。この土台は、上側にシリコンの型をかぶせるためのものです。土台の側の型はあとで取るので、下側にシリコンが回り込まないように、隙間なく土台を作っていきます。
ここでのポイントは、あとでシリコンの型がはずれるように、化石の側面の一番出っ張っているところに合わせて、土台の上面を作るという点です。従って、土台の上面は平らにはならず、化石の形によって波打ちます。
この土台作りがうまくいかないと、型が上手に作れず、へたをすると化石から型をはずす時に化石を壊しかねないので細心の注意が必要です。
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シリコンを塗る
型となるシリコンを塗る前に下準備を三つ。まず、これから作る上側の型と、土台を取り外したあとに作る下側の型がずれないようにするために、粘土の土台に印となるくぼみを付けます。化石の周りの土台にポチポチと見えているのが、それです。
続いて、型の材料となるシリコンを調合します。化石の表面積から必要となるシリコンの量を計算して、器に注ぎます。そこにシリコンが固まるように、硬化剤をスポイトで入れて、よく混ぜます。硬化剤の量はシリコンの1%です。
最後に、あとで化石からシリコンの型がはずれやすいるように、はく離剤としてカリ石けんを塗ります。
こうした準備をした上で、型の第1層となるシリコンを筆で塗っていきます。
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2層目のシリコンも塗る
2時間程度するとシリコンの第1層が固まります。その上にもう一度、シリコンを塗ります。その際に、ガーゼを一緒に塗り込んで、シリコンの層を補強します。
また、上からかぶせる石こうがずれないようにするための出っ張りを、シリコンでできた小さな立方体でつけます。シリコンを塗るのに使った筆は、ベンジンでよく洗っておきます。
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石こうの型を作る
第2層のシリコンも固まったら、その上に石こうをかけてシリコンを支える型を作ります。石こうの型も2回に分けて作り、間に補強材となるスタップ(麻くず)を入れます。石こうが固まるまで15分ほどです。
これで上側の型ができあがりました。
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下側の型も同じように塗る
続いて下側の型を作ります。まず裏返しにして、土台となっていた粘土をはずします。その後は、上側の型と同じように、1層、2層とシリコンを塗り、石こうをかけていきます。
すべて、しっかり固まったら、上下の型をはずし化石を取り出します。この作業がもっとも緊張する場面です。脆(もろ)い化石から、型を上手にはずさなくてはなりません。石こうの型をはずしてから、ゴムのようになっているシリコンの型を化石からはがしていきます。そのあと、石こうの型にシリコンの型をはめ込んで、元に戻します。
これで型を作る作業は終わりました。
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ポリエステル樹脂で実体を作る
型からレプリカを作ります。まずポリエステル樹脂の準備をします。ポリエステル樹脂には、春・秋用、夏用、冬用があります。これは気温に応じた調整がしてあるのです。これを器にあけ、2.5%の硬化剤を入れて、よく混ぜます。
このポリエステル樹脂を型の内側に筆で塗っていきます。すみずみまで樹脂が行き渡るように細かい部分まで丁寧に作業をします。第1層の樹脂が固まったところで、心材となるグラスファイバーを入れて、樹脂を再び塗ります。
両方の型に樹脂を塗ったところで、固まってしまう前に型を合わせます。レプリカの中は空いています。それだけの強度がポリエステル樹脂にはあるからです。型がしっかりと合うように、ゴムバンドで留めておきます。ポリエステル樹脂を塗った筆はアセトンで洗っておきます。
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型を取り外す
30分から40分でポリエステル樹脂は固まるので、型を取り外します。これも折角できたレプリカの形を損なわないように、慎重に作業を進めます。これでレプリカの形ができあがりました。
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色を塗る
本物の化石を見ながらレプリカに色をつけていきます。その時に、絵の具が厚くなって細かな形を潰さないように気をつけます。絵の具の厚さ程度の違いであっても、オリジナル標本と違ってしまっては比較標本として意味のないものになってしまうからです。
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