[恐竜王国中里]
ヴェロキラプトル
属・種名:ヴェロキラプトル・モンゴリエンシス Velociraptor mongoliensis
属名の意味:すばしっこいどろぼう
分類:獣脚亜目デイノニコサウルス下目ドロマエオサウルス科
時代:白亜紀後期
産地:南ゴビ ツグリキン・シレ
全長:1.5m

[写真:ヴェロキラプトル骨格(頭部)]  「ジュラシックパーク」で私たちを恐怖に震えさせた、ヴェロキラプトルの頭骨です。実物を見ると、思ったよりも小さいなと感じる人が多いと思います。それもそのはずで、映画では恐怖の度合いを高めるため、わざと大きくしてあるからです。本当はもっとずっと小さいのです。

 ヴェロキラプトルの頭は、他のドロマエオサウルス科の仲間と比べやや長めですが、この化石はやや縦につぶされているようです。この化石では、高さと長さの比率が一対三くらいですが、実際は、高さに対して長さは、およそ一対二くらいでした。二次口蓋はよく発達していて、鼻からつながる小さな二つの穴があるだけで、口と鼻はきちんと仕切られていました。そのため私たち人間と同じように、物を食べながら息ができました。上顎は下顎にソケットのような形ではまっていて、前後に動かしやすかったようです。歯は後ろ向きにカーブしていて、一度食いついたらなかなか外れないようになっていました。

 体は思ったよりも小さいけれど、頭だけとってみてもやはり恐ろしい恐竜に変わりはありません。でもさらに恐ろしいのは、足のかぎ爪です。かぎ爪の使い方については、「格闘化石」をご覧ください。


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Last Update: May. 28, 2007