[恐竜王国中里]
サウロルニトイデス
属・種名:サウロルニトイデス・ジュニア Saurornithoides junior
属名の意味:鳥のようなトカゲ
分類:獣脚亜目デイノニコサウルス下目トロオドン科
時代:白亜紀後期
産地:モンゴル南西 ブギン・ツァフ
全長:2m
[写真:サウロルニトイデス骨格]  サウロルニトイデスは、全恐竜を通じて一番頭脳が発達していたと思われる恐竜です。「ジュラシックパーク」で活躍したヴェロキラプトルよりも、もっと賢く、力のあった優秀なハンターがこのサウロルニトイデスです。部屋の中で暴れ回るには大きすぎて、作者のマイクル・クライトン氏にはずされたのかも知れません。
 また恐竜類の中で初めて見つかった中耳に関係ある穴と中耳骨、そして役割の分からない楕円形の穴を持っています。中耳骨は現在の鳥のものにとてもよく似ています。目は大きく前を向いていたので、ヴェロキラプトルと同じように立体視ができ、ひょっとしたら暗闇でもものを見ることができたかもしれません。このように目のよい恐竜が、耳まで発達させていたとしたら驚きです。

 後脚の第2指には鋭いかぎ爪を持っていました。この爪はヴェロキラプトルよりやや小さめです。この化石では分からないのですが、足先は両側から圧縮された形になっていて、第三中足骨の上部が前からは見えない形になっていました。これは、オルニトミムス類やティラノサウルス類と共通する特徴で、より進化した形質です。

 このような特徴を持つサウロルニトイデスはとても優秀なハンターだったのだろうと思われます。


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Last Update: May. 28, 2007