- 属・種名:ガリミムス・モンゴリエンシス Gallimimus mongoliensis sp. nov.
- 属名の意味:にわとりもどき
- 分類:獣脚亜目オルニトミモサウルス下目オルニトミムス科
- 時代:白亜紀後期
- 産地:モンゴル南東 バイシン・ツァフ
- 全長:3.5m
この「ガリミムス・モンゴリエンシス」は、実はまだ学術論文の書かれていない新種の恐竜なのです。「ガリミムス」の属する「オルニトミモサウルス下目」は、バルスボルド博士が1976年に提唱した分類単位なのですが、今回さらに中里村で新たな発見があったのです。
オルニトミモサウルス下目の仲間は、歯の無いくちばし、長い首の先についた小さな頭、きゃしゃな体、長めの前脚、ほっそりとして親指のない後脚など、高速で走るダチョウによく似た体つきをしていたので、「ダチョウ恐竜」とも呼ばれています。
ガリミムスは、この仲間の中では一番大きな種類です。くちばしの先は横に広くなっていて、北米の「ダチョウ恐竜」が先のとがったくちばしを持っているのと対照的です。また、前脚が比較的短く、それに対して胴体が長いのも特徴の一つです。
現在、神流町中里に展示されているのは「ガリミムス・モンゴリエンシス」という新種の仲間です。これまで一般に知られていたのは「ガリミムス・ブラトゥス」という種類でした。今まで、モンゴル自然史博物館で研究されるのを待って眠っていた「モンゴリエンシス」が、今回、中里での展示のために組み立てられた際に、新種であると確認されたのです。
「モンゴリエンシス」が「ブラトゥス」と違う点は、
第一に、前脚の爪の形が細長く、カーブがゆるやかになっていることです。おそらく獲物を捕まえておく力は、「ブラトゥス」の方が強かったでしょう。「モンゴリエンシス」の爪は、獲物を捕まえるためよりも、植物をかき分けるのに適しているように思えます。
第二に、上腕骨(二の腕の骨)と尺骨(手首から肘の骨)が短く、全体的に貧弱な腕の構造になっていること。
第三に、後脚の比率が「ブラトゥス」よりも小さいこと。走るのはやや遅かったのでしょう。
第四に、頭骨が前後に短く小さいことなどが上げられます。
これらの特徴から「ブラトゥス」は開けた草原、「モンゴリエンシス」はもう少し草の繁ったところを生活の場としていたのだと考えられています。
格闘化石 | サイカニア | モノニクス | インゲニア
ガリミムス | ガルディミムス | ハルピミムス | ホマロケファレ
バガケラトプス | ヴェロキラプトル | サウロルニトイデス | 恐竜の卵
タルボサウルス | プシッタコサウルス
|