[恐竜王国中里]
山中竜
 足跡化石のある崖の裏手から、恐竜の化石が見つかっています。これは骨の特徴から、ダチョウ恐竜(オルニトミムス類)の胸胴椎骨(きょうどうついこつ。腰のあたりの背骨)と考えられています。山中地溝帯から見つかった恐竜なので、「山中竜(サンチュウリュウ)」という和名がつけられました。
[写真:山中竜の化石] [写真:山中竜の模型]
山中竜の胸胴椎骨の化石 山中竜実物大模型

 山中竜の見つかった地層は白亜紀前期で、モンゴルのハルピミムスとほぼ同じ時代です。ダチョウ恐竜の多くは白亜紀後期の地層から見つかっており、白亜紀前期のものは世界中でも中里、モンゴルの両地域のみで知られています。当時、日本海はまだなく、日本はアジア大陸の東端でした。ダチョウ恐竜の化石が中里とモンゴルの2カ所で見つかったことから、二つの地域の間を恐竜が行き来していたと考えられます。山中竜は白亜紀の中里とモンゴルを結んでいた「恐竜ハイウェー」の証拠のひとつなのです。

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Last Update: May. 28, 2007